島根県高等学校PTA連合会

校歌

PTAの歩み

本校の PTA 活動は教育後援会組織と一体化した活動として取り組まれた時期が長く続き、PTA活動として独自の活動が行われるようになったのは、昭和 50 年頃からであると思われる。当初のPTA 活動は、夏休みに生徒の各出身地区で開催されていた地区別 PTA 懇談会の会場準備等が主なものであり、保護者の出席率を上げようと様々な取り組みがなされていた。現在ではこの地区別PTA 懇談会に代わり、日常的な４委員会（生徒指導委員会、研修委員会、広報委員会、進路指導委員会）の活動と年に一度の PTA 総会が活動の中心となっている。生徒指導委員会では地区の祭り等の行事や夏休みの保護者によるパトロール等の活動に取り組んでいる。研修委員会では保護者に教育活動に関わる研修の機会を提供するための研修会を学校と共催で年に数回行っている。広報委員会では学校からの「学校便り」等とは別に、PTA 独自の会報を年に３回発行し、保護者間での情報の周知、共有に努めている。また進路指導委員会では、複雑化する生徒の進路希望に対応するため、保護者も積極的に進路に関わる情報を得ようと、進路に関わる講演会等を学校と共催で開催している。

学校の特色

本校がある邑南町は県の中央部、中国山地沿いの自然環境に恵まれた於保知盆地に位置し、平成16 年 10 月に旧石見町、瑞穂町、羽須美村が合併して誕生した新しい町である。本校は１学年普通科２クラス、産業技術科１クラス、全校で９クラス、全校生徒約 300 人の小規模校である。生徒は純朴、質実であり、町内の出身者が約 85％を占めており、町外出身者の多くは寮生活をして勉強に励んでいる。本校の産業技術科では工業、食品、植物、畜産等を学ぶことができ、県内で２校しかない牛の飼育にも取り組んでいる。本校は地域住民の熱意と奉仕作業によって設立された歴史を持ち、現在でも地域に根付いた教育を根本に置いて教育活動に取り組んでいる。