島根県高等学校PTA連合会

校歌

PTAの歩み

本校のＰＴＡ活動は、松江農林高校として発足した昭和 23 年、旧制松江農林学校の「保護者会」を引き継ぎ、教員も参加して「父母と先生の会」が誕生した時にさかのぼることができる。発足以来、県下一円に居住する保護者と学校との連携を強化するために２０ブロックに分けて地方部会（現在では地区部会と呼ぶ）を開催し、生徒を交えて意見交換を行うなど、教育と農村の民主化運動の高まりと連動しながら推進された。その後、教育活動充実のための支援や会員の研修活動などに重点が移ってきたが、年２回のＰＴＡだより『虹』の発行や収穫祭への模擬店の出店なども続けられている。また秋の「ＰＴＡ活動の日」には、講演会の後に生徒・教職員と共に保護者が校地内外の美化作業に汗を流すのが恒例となっている。

学校の特色

本校は明治 33 年に県下初の農林学校として開校され、明治３５年に現校地である松江市乃木福富に移転して今日に至っている。この間、地域農林業の担い手はもとより、国・県や市町村役場・議会などの政官界、建設土木や食品などの実業界等に多くの主導的人材を輩出してきた。元来校地周辺は宍道湖に隣接した田園地帯で、市街地近郊という立地条件を生かした畑作も盛んな地域であったが、松江市の人口増加と都市計画によって周辺の環境が大きく変化してきた。また、農業を取り巻く社会情勢とこれを受けた農業教育の変化に対応して学科改編を行ってきた。特に、平成９年度には従来の専門５学科（農業・園芸・農業土木・造園土木・食品製造）を農業系２学科（生物生産・環境土木各１学級）、総合学科（２学級）の３学科４学級へと大きく改編した。総合学科においては、食品科学・福祉サービス・地域クリエイトの３系列をおいているが、あくまでも農林高校の伝統を尊重した教育課程を組んで、農業系２学科とともに都市型の農業専門高校として新しい伝統づくりに取り組んでいる。