島根県高等学校PTA連合会

校歌

PTAの歩み

昭和 20 年に発足した保護者会が、24 年に PTA という名で組織化され、以来保護者と教師が一体となって出雲高校生の健全育成をめざして活動し、今日に至る。44 年の学園紛争を契機に活動が見直され、49 年まで 15 地区で地区 PTA が開催された。46 年に定時制部会、48 年にすべての部を後援する目的で部活動後援会の設立などを見た。中断していた地区 PTA は昭和 59 年に自主的に誕生した斐川保護者会の活動に刺激されて、活性化の機運が高まり平成元年に 10 地域で再スタートし、三委員会（生活指導・研修・広報）の設置、広報誌 ｢ 鷹の沢 ｣ の発刊をはじめ、新たな活動が精力的に展開された。こうした活動は高い評価を受け、平成 4 年には「文部大臣表彰」を受賞するに至った。その後も地区 PTA の活動は拡大し、平成 6 年に大社地区、平成 8 年に雲南地区が組織化され、現在は 12 地区で活動している。平成 15 年からの校舎改築では久徴会（同窓会）と共に大きな役割を果たし、中でも全普通教室への冷房設置については県内の先駆けとなった。また、平成 22 年には、PTA の負担により、物理、化学、生物の各実験室、地歴公民教室等の 8 つの特別教室に冷房が設置された。

学校の特色

出雲高校は、全日制各学年普通科 7 クラス、理数科 1 クラス、定時制普通科 2 クラス（4 年）、生徒総数 1,000 人近くの県内有数の大規模校である。「自主自立の精神に富んだ、気品高き自治の学園」を目指して 80 有余年の伝統を持ち、職員、師弟、校友相睦み合う、友愛協和の学園でもある。生徒は自己の進路実現のために学習に力を注ぐのはもちろん、体育系・文化系の部活動にも多く所属し、弓道部や、吹奏楽部、合唱部、新聞部など多くの部が全国大会や中国大会で好成績を収めている。学園生活でも生徒会による自主運営の手作り学園祭『久徴祭』が毎年 9 月初めに行われ、生徒がはつらつと活動している。平成 15 年から行われていた校舎改築も 18 年 3 月には完成し、全国的にも貴重な植物が自生する平田植物園の中にある現代的で機能的な学校として、誠実・勤勉にして社会秩序を重んずる精神を養い、人間性豊かな、実社会で活躍できる人物を輩出するための新たな第一歩を踏み出した。