島根県高等学校PTA連合会

校歌

PTAの歩み

本校ＰＴＡは、昭和 30 年吉川義光氏を会長に発足した。その後、第 29 代の黒田正人現会長の時代までＰＴＡ活動は地域と密着して様々に実践されてきた。中でも特筆すべきは平成 8 年、第 23代花岡美近会長の時に全国高等学校ＰＴＡ連合会会長表彰を受け、平成 13 年、第 25 代前田昇会長の時にＰＴＡ文部科学大臣表彰を受けている。

具体的活動としては、昭和 50 年にＰＴＡ機関紙「島前高だより」を創刊しており、その流れは今や学校の機関紙としてさらに内容を充実させているところである。また、近年は創立 50 周年を期して、平成 17 年から平成 18 年の 2 ヵ年に渡り、学園祭時に保護者独自で大掛かりなデコレーションを複数作成し、祭に大きな華を添えた。現在も文化祭の食堂運営を担当するなど積極的に活動に取り組んでいる。ＰＴＡのこのような活動は他にあまり類を見ない誇れるものであろう。

学校の特色

隠岐島前は大山隠岐国立公園の一角にあり、わが国でも特筆される雄大な自然と、後鳥羽上皇、小野篁ゆかりの跡など、貴重な歴史遺産に恵まれた美しい島で海士・西ノ島・知夫の三町村からなっている。本校は昭和 30 年、隠岐高校島前分校として創設された。三島の内の中ノ島に位置し、ラフカディオ・ハーンが命名したといわれる「鏡浦」湾が一望に見下ろせる高台に校舎がある。隠岐島前唯一の高校として島前三町村の期待を一身に受けて校舎を建築したが開校当初の施設・設備はすべて地元の人々の奉仕作業や生徒の手作りであった。昭和 40 年、隠岐島前高校として独立し平成 17 年には創立 50 周年を迎えた。普通科 100 余名の生徒は島特有の素直さ、純朴さを備えている。体育系の部活動は時間的にも極めて制約されている上、対外練習試合の機会が少なく、移動経費の負担も大きいなど、様々なハンディを抱えている中、レスリング部は 16 年連続県高校総体で団体優勝し、インターハイ、国体にも出場するなど輝かしい成績を残している。